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ささやかな灯りの日々。
2014年 02月 09日 夢と雪は、瓜二つ。 覚めてしまえば 跡形もない。 ただ一つ大きく異なる点は、夢は独りで見るもの、雪は他人と共有できるものだということ。褪せていく記憶を、つなぎ留める手段が無数にある。太陽の光に溶け、雪から目醒めるとき、「あれは雪だったよね」と言い合える相手がいるだけで、追憶を確かに塗り固めていくことができるのだ。 夜道を底から照らす雪は、裸電球のような懐かしい灯りの色を...
2013年 11月 07日 さっきまで霧が出ていた。 私の通う中学校は山の上にあったので、朝霧の包む山裾に向かって自転車を漕いで通学していた。冷たい空気に晒されたその光景は、ひどく幻想的だった。学校生活は悲しいほど閉鎖的な「社会」だったのに、環境だけは開放感に溢れていた。広い田畑…小川、渓流、五月に咲き誇るツツジ、二月に盛りを迎える梅の香り。帰り道には酸っぱい桑の実を摘まむ。 そんな子供時代でも不自由だ...
2013年 09月 15日 ある日の昼間、大家さんの家の雨戸の閉じた縁側で三毛猫が休んでいた。 するとそこに一匹、仔猫が這い上がって来た。 「親子か…」と思ったら、さらにもう一匹の仔猫がよじのぼって来た。 三匹の三毛猫親子は互いに身づくろいをしたりじゃれあったり母猫は授乳したりしていた。 その様子の美しさに涙が流れた やがて三匹まとまって昼寝を始めた。 その渾然一体とした感じ、呼吸の同調もあいま...
2013年 08月 04日 帰り道、いつも通る公園がある。 そこには三本の立派な樹木がある。 昨日は空虚な心持ちのまま駅からの道を辿っていた。 何故か身体は空っぽ、 心地よい外気にいつの間にか芯を抜き取られたらしい。 目だけは吸い寄せられるように街路樹の輪郭を追っていた。 瞳は重く、目蓋が痒かった。 夜の緑は深い。 誰であろうと木の葉の奥を探り当てることは出来ない。 しかし自然が最...
2013年 02月 20日 最近行くようになった、川越市の「Lene cafe」。 ナチュラルなインテリアがすっごく落ち着く。 こちらは何と言っても、自家製野菜たっぷりのランチプレートが魅力的。 ごはんのプレート。 品数の多さにびっくり。優しい味なんですが、物足りないということもなく、最後まで本当に美味しく頂けます。 こちらはパンのプレート。 やっぱりボリューミィ、でも意外とすんなり...
2012年 12月 31日 クリスマスより、一週間ほど前のこと。 林の中にある「シボネボルケ」というまったりな雰囲気のカフェで、友達と共にたくさんのメッセージカードを書きました。 京都にある陶器のショップ「うつわhaku」さんに送るためです。 「うつわhaku」の陶芸家ひろすえさんは、「お茶碗お手紙プロジェクト」という、被災地の震災遺児孤児のお子さんに宛ててごはん茶碗とお手紙をセットで贈るという、...
2012年 11月 11日 先月訪れた、川越のカフェ「Tango」さん。これほど内装が好みの店も珍しい!というくらい、とても雰囲気の良い所でした。 紅茶とバナナケーキを頂きました。 美味しかったし、お店の方もとても良い方々で、ほのぼのと幸せな気持ちに。 ぜひ、また訪れたいです。 そして、ふじみ野にある「Hang cafe」さんも、こだわり抜いたアンティーク家具が配置されていてムードたっぷり。 店内はテーブ...